丸太は無駄なくカット、グリーンマウンテン製材工場
がらがらと大きな音をたてベルトで運ばれる丸太は、センサーで長さを検知し、一定の長さに切られます。さらに1本ごとの木目に合わせて角材にし、それを一定の厚さに切って、それぞれストックされます。その工程から出る端材はチップにされ、貨車に積まれます。 ここでは、曲がった丸太を曲がりに沿って切ることにより、まっすぐな木材を作る、という画期的な技術により、製材の歩留まりが格段に向上し、端材が最小限となる採算性の高い製材が行われています。
伐採時の様子。他の木々をなぎ倒し赤土がむき出しの熱帯林伐採とは全く違っている (写真提供/ウェアーハウザー社)
視察を終えて 牛乳パック再利用運動を始めてから18年余り経ちますが、やっと牛乳パックの原料部分について実際に見聞することができました。 さらに、50年間の最終伐期までに1tの木材が摂取する二酸化炭素は1.5t、それに対し1.07tの酸素を大気中に放出することもわかりました。 これまで、「牛乳パックをリサイクルすると何本の木を切らなくて済みますか?」という問い合わせに対して、私たちは 「紙パックをつくるのに、木を丸ごと切っているわけではありません。」という答えにとどまっていました。 これからは、いつまでも枯渇することのないよう管理された森林をさらに無駄なく使うため副産物として生まれた紙から牛乳パックをつくり、そして日本ではそれをリサイクルして、様々な紙製品となり、そして私たちが使うという、牛乳パックは循環型容器であると自信を持って伝えることができます。
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